BOSS BR-1180CD
メインで使っている機材です。
賃貸住宅に引っ越した際、アンプで音は出せないのでコイツを購入しました。
このMTRのすごいところは、アンプシミュレーターを装備しているところです。通常のMTRはEQ、リヴァーブ、ディレイなどの補正/空間系ぐらいしか装備していないと思いますが、このMTRはマルチエフェクター並みのエフェクトを搭載しています。
また、ギタリスト向けに作った為と思われるのですが、再生・録音ボタンがパネルの左側に配置してありピックを持ち替えずに操作できる為、非常に操作がしやすいです。さらに、リズムトラックを自作できるところも特徴ですがこれについては少々使いにくいです。私は練習時にメトロノームを鳴らすぐらいしか使っていません。
しかし、これ1台あれば殆どのことができてしまうので「まぁ」お勧めです。なぜ「まぁ」かというと少々後悔している点があるからです。まず1つ目としてCD-Rドライブ付にすれば良かったかなという点です。コピー曲の練習時はCDに合せて弾いたりするのですが、CDドライブがあれば簡単に取り込めるようです。またCD-Rに焼いたMIDIデータ(リズムのみ)も取り込めるようで一層活用の幅が広がりそうです。
また2つ目に、このMTRはUSBを搭載していません。最近ではUSBを搭載しているMTRもあり、録音した曲を直にPCに取り込むということもできますが、この機種ではできません。
さらに廉価版のMTR全般にいえることかも知れませんがマスタリングの際にPANや、フェダー(ヴォリューム)の動きを自動化できないのが非常に不便です。ギターを2本重ねたときなど、一本はフェイドアウトさせて…という場合などは自分の手でやらなければなりません。
値段は2・3年程前に6万弱で購入したのですが、はじめの2点の不満を解消してくれる上位機種のBR-1160も登場しています。コチラは10万弱。同じ10万円を払うのであればRoland SD-90で直接PCへ録音し、マスタリングなどはPC上でいじるという環境を作るのがベストかもしれません。
おすすめ度はPCを立ち上げるのがめんどくさいという人は・・・といった程度です。
家ではSD-90、スタジオに小型MTR(USB搭載)がベストかなぁと思う今日この頃です。