呼吸にあわせて弾くギター

唯一読んでいるメールマガジンがありまして
今週そちらのテーマになった「歌うギター」について
ふと思い出すことがありましたので、書こうと思います。

以前、同様のテーマを
元ユニコーンのGt.担当であるテッシーこと手嶋いさむ氏が
雑誌のインタビューで話していました。
#もしかしたら是永コウイチ氏(レベッカなどのサポートギターを務める)
#だったかもしれないです。かなり古い記憶なのであやふやです。
#とりあえず「でした。」と言い切ってしまいますね。

「インプロヴァイズのソロを弾くときに気をつけていることはなんですか?」
という質問に対して
「呼吸を大切にしています。息を吐きながらフレーズを弾いて、呼吸したくなったら一休み。」
と言っていました。
そのコメントが大変印象に残り、今回のことを思い出したわけです。

要はヴォーカルの「ブレス」のタイミングですね。

速弾きを得意とするギタリストは、いわゆるランフレーズというある一定の決まったフレーズを
少しずつ展開させながら、バリバリと弾いていくことがあります。
ポール・ギルバート氏はそうしたランフレーズを主体にソロを構成させることが多いです。(特にライブでは)
#もちろん「Green-Tinted Sixties Mind」や「Just Take My Heart」
#といった呼吸を意識したようなソロフレーズも素晴らしいです。

しかし、それ一辺倒だと、リスナーは音の洪水の中で
まさに息をつく暇がなくなってしまうわけです。
(どこで拍手喝采していいかも分からない!)

サックスやフルートのように、呼吸を必要とする楽器は、
必然的に1フレーズがひと呼吸以内のタイミングで切れます。
そうすると、小気味いい、鼻歌で歌えるようなメロディーができるわけです。
(余談ですが循環呼吸というテクニックもあり、吹きつづけることも出来ます。)

作曲するときや、インプロヴァイズのソロを弾くときは
そうした呼吸のある楽器のフレーズをちょっと意識して弾くと、
一層カッコいいソロが弾けるのではないではないかと…最近心掛けています(なかなか難しいですけど。orz)

P.S.
手嶋氏はこうも言ってました。
「頭とお尻を大切にしてる」
これについては、また気が向いたら書こうと思います。

———
「ギタリストになりましょう」
発行者:高村朝木さん
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000130861
http://pws.prserv.net/jpinet.totakam/index01.html

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